学生時代、僕は油圧を使ったサスペンション「ハイドロニューマチック」を搭載したシトロエンに憧れていました。BXは比較的安価な「ハイドロ」車で、就職してお金が貯まったら買うつもりでした(中古でね)。XMは当時シトロエンのフラッグシップ。雲の上の存在で、夢のクルマでした。
使わないものは何でも捨ててしまう僕ですが、XMとBXのカタログは今も本棚に残っています。この2車種は僕にとって特別な存在だったんです。
記事を読み進めると、写真の美女はアートディレクターを生業とするこの2台のオーナーで、熱心なXMの愛好者だそう。以前サーブ9-3を所有していたこともあるそうですが、これまた僕の大好きなクルマです。
恐らく僕よりひと回りより以上若く、ハイドロニューマチックを知らない世代だと思いますが、それでXMやBXを選ぶとはかなりマニアック。女性では稀有でしょう。
彼女はこんなふうに語っています。
「少しでも納得のいかないものは、自分のまわりの空間に置きたくない。衣類もそうだし、カトラリー1つ、蛇口やドアノブ1つにしても、自分にとって世界で一番いいものかどうか、調べないと気がすまない。家を建てたときなんか、なかなか物を置けなかったんです」
わかるなぁその気持ち。僕もマンションを購入するとき、納得のいくドアノブを探してカタログを取り寄せたっけ。こんなに好みが合う人がパートナーだったら、今よりもっと素敵な人生だったかも・・・?
いまわが家を彩っているのは夏の花、フロックスとクルクマ。
どんな花を買ってきても、「可愛い」といって喜んでくれるうちの奥さん。いまわが家が平穏なのは、おおらかな彼女のおかげです。僕のような人がもう一人いたら、花を買うこともできないでしょう。
理想主義的なXMやBXには今も憧れています。でも僕に必要なのは、同じシトロエンでも、合理的・実用的でありながら強い個性を放ち続けた、2CVのようなクルマなのかもしれません。

この記事へのコメント
監督
最初は、「わぁ~、理想の相手だ!」となるのでしょうが、似ているが故に些細な違う部分が許せなくなってくる。当然、相手も同じ考えなのでますます互いに棘が出てくる。最後は、はいサヨウナラ。
我が家も、おおらかなO型家内なので平穏です。^^
ヴィーノ
まったくもっておっしゃる通りですね。近いからこそ微差が気になっちゃうんですよね。
監督さんもおおらかに見えますが、奥さんはその上を行くんですね。まさに円満ですね〜。(^^)
トリバン
なんと的確な表現でしょう。(笑)
私の数少ない定期購読誌ですが、車の記事より時計眺めるほうが長いかも。
てかさ、奥様のお話に入っていけない。(笑)
違い過ぎるのはそれはそれで大変ですよ。
まあでも、車の趣味は合ってるかも。(大笑)
ヴィーノ
dマガジンでENGINEは「クルマと時計とファッションがテーマの男のライフスタイル・マガジン」とされています。でも分類は「男性ライフスタイル」ではなく「スポーツ・車」ですけどね(笑)。
確かに「違い過ぎる」のも大変ですね。何ごとも「ほどほど」がよろしいようで。(^-^;